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たつや鋼建のよもやま話~第4回~

 

皆さんこんにちは!

 

株式会社たつや鋼建、更新担当の富山です。

 

 

第4シリーズ:機械搬入・据付の安全対策

~「安全第一」はすべての作業の基本~

今回のテーマは、機械搬入・据付工事における安全対策についてです。

製造現場や工場設備の導入時には、大型機械・重量物の搬入や据付が必要となります。
これらの作業は、作業者の身体的リスクや、周囲の設備・建屋に対するダメージを伴う可能性があるため、安全対策が極めて重要です。

「効率よく作業を進めること」も大切ですが、何より優先すべきは“事故を起こさないこと”。
本記事では、実際の現場で想定されるリスクと、その具体的な対策についてご紹介します。


1. 代表的なリスクとその対策


✅ 機械の落下・転倒リスク

 

重量物をクレーンやフォークリフトで吊る・持ち上げる作業では、
バランスを崩して機械が転倒したり、落下する危険性があります。

対策:

  • 事前の搬入ルート確認(床の強度、段差、傾斜の確認)

  • 重心と吊り位置の把握:機械図面・重量表をもとに、正しい吊り点を確定

  • スリング・玉掛け具の点検と正しい選定

  • 据付前に仮置き場所を設定し、安全な段取りで移動する

また、搬入路周辺の障害物の撤去や、通行制限・立入禁止エリアの明示も重要です。


✅ クレーン作業中の事故

 

狭小スペースや高所作業、クレーンの旋回範囲に他作業員がいる場合など、
オペレーターとの意思疎通が取れていないことによる事故の発生が懸念されます。

対策:

  • 専任の合図者(玉掛け作業者)を配置し、指示系統を一本化

  • ハンドサイン・無線機を使った明確なコミュニケーションの徹底

  • 天井クレーン・移動式クレーンの作動範囲を明示し、立入禁止措置を講じる

  • 雨天・強風時など、天候条件によっては作業を延期する判断も必要

クレーン作業では、“声かけ”と“確認作業の徹底”が何よりの安全策です。


✅ 感電・火災などの電気系トラブル

 

据付後に行う配線・電源接続作業では、感電やショート、最悪の場合は火災などの事故リスクが存在します。

対策:

  • 通電前に必ず電源オフを確認(ロックアウト・タグアウト)

  • 絶縁チェック、アース接続確認を事前に実施

  • 配線ルートを整理し、可動部や熱源との干渉を避ける

  • 漏電遮断器・ブレーカーの設置、保護カバーの取り付け

また、電源投入前には必ず複数人でダブルチェックを行うことが推奨されます。


2. 安全対策は「事前準備」と「声かけ」で決まる

 

これらのリスクに対する対策は、すべて「段取り八分」とも言える事前準備と、作業中の確認・報連相の徹底がカギになります。

  • 朝礼・KY(危険予知)活動の実施

  • 作業内容・役割分担の明確化

  • 不測の事態への対応計画(避難経路・連絡体制)

「自分は慣れているから大丈夫」と思った瞬間が一番危険です。
安全対策は“できているつもり”ではなく、“実際に徹底されているか”が重要です。


✅ まとめ:安全が守られてこそ、良い仕事ができる

 

機械搬入・据付作業は、見た目には地味に見えるかもしれませんが、
その裏では多くのリスクに対する配慮と緻密な対応が行われています。

  • 搬入ルートや重心確認による落下防止

  • クレーン作業の連携強化で接触事故を防止

  • 配線作業の前の絶縁・通電チェックで感電事故の回避

これら一つ一つの積み重ねが、安全・安心な現場づくりと、お客様の信頼につながるのです。

 

次回もお楽しみに!

 

 

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