
皆さんこんにちは!
株式会社たつや鋼建、更新担当の富山です。
目次
第5回のテーマは、「機械搬入・据付に必要な資格とスキル」について。
私たちの仕事は、工場や倉庫、商業施設、発電所など、さまざまな施設へ大型機械を搬入・設置する業務です。
それぞれの機械は重く、繊細で、かつ複雑な構造を持っており、正確な作業と高度な安全対策が不可欠です。
そのため現場では、特定の国家資格・技能講習修了証・専門知識が求められます。今回は、特に重要とされる代表的な資格と、その実際の活用シーンについて詳しくご紹介します。
【対象】最大荷重1トン以上のフォークリフト運転
フォークリフトは、機械部品や梱包材、資材などを短距離で安全かつ効率的に搬送するための基本機器です。
搬入現場では、車上からの荷下ろしや現場内の仮置き・仕分けなど、多くの作業で活躍します。
ただし、小さな荷物とは違い、視界不良・バランス崩れ・傾斜地での運転などには特に注意が必要です。
運転技能講習では、基礎操作はもちろん、「荷重バランスの取り方」「事故を防ぐ走行ルール」なども学びます。
【対象】吊り荷の掛け外し作業・クレーン等の操作
クレーンを使って大型機械を吊り上げ・移動・据え付ける作業は、高所作業・複数人作業・高精度作業の連続です。
「玉掛け」は、ワイヤーやベルトを使って荷物に適切なバランスで吊り具を取り付ける作業のこと。
「小型移動式クレーン」「床上操作式クレーン」など、クレーンの種類ごとに必要な操作資格が異なります。
吊り荷が回転したり、風で振れたり、バランスを崩したりする可能性があるため、吊り上げ時の合図・動線確認・応答連携が現場の安全を左右します。
【対象】機械の電源配線・接続・試運転調整等
機械の搬入・据付が終わったあと、多くのケースで必要になるのが電気系統の結線・通電テスト・電源調整です。
製造ラインの制御盤と本体の接続
200Vや三相電源の結線・絶縁確認
計器類や安全ブレーカーのチェック
これらは、有資格者でなければ行えない業務が多く、資格の有無がそのまま“信頼の証”となります。
特に「第一種電気工事士」は、工場や大型設備の屋内配線工事も対応可能な上位資格であり、現場責任者クラスには必須となることもあります。
上記以外にも、現場では下記のような補足的な講習・特別教育が重視されます。
高所作業車運転技能講習(高所据付や点検に必須)
足場の組立等作業主任者(高所機器の設置・解体)
安全衛生責任者教育(元請・下請間での安全管理責任)
職長・安全衛生責任者教育(リーダー格作業員に必須)
「技能」と「安全」を両輪で備えることが、信頼されるプロフェッショナルへの第一歩となります。
資格取得はゴールではなくスタートです。
実際の現場で活かすためには、次のような努力が求められます。
現場OJTで経験を積むこと
社内・外部研修への参加
先輩作業員からの実技フィードバック
施工マニュアルや最新機器資料の自己学習
こうした日々の積み重ねが、やがて“現場を任せられる技術者”へとつながっていきます。
次回もお楽しみに!
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