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たつや鋼建のよもやま話~第6回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社たつや鋼建、更新担当の富山です。

 

 

【第6シリーズ】最新技術と機械据付の未来

― 自動化・省人化が変える現場のかたち ―


今回は、日々進化する「機械据付の最新技術と今後の展望」についてご紹介します。

人手不足、安全性向上、コスト削減などの社会課題を背景に、AI・ロボティクス・自動搬送といった技術が急速に現場へと導入されはじめています。

今後、私たちの仕事はどう変わっていくのか?
最前線の技術動向とあわせて見ていきましょう。


1. 自動化された搬入・据付が現場を変える

 

● AGV(自動搬送車)の導入

AGVとは、センサーや磁気・レーザー誘導で無人搬送が可能な車両のこと。
工場の屋内作業だけでなく、据付現場でも使えるようになってきました。

  • 人が立ち入れない狭小スペースでの搬入

  • 人手に頼らない荷物運搬

  • 複数のAGVが同時に稼働し、荷物を分担運搬

これにより、省人化と安全性の両立が可能になります。


● リモート操作式クレーン・ウィンチ

従来、クレーン操作には「見通しが良い場所にオペレーターが必要」でしたが、
最近ではカメラ付きの無線式リモート操作によって、離れた場所から操作できる機種も登場しています。

  • 荷物に直接近づかずに操作可能

  • 事故リスクの低減

  • 高所や視界不良場所での操作性向上

建設現場でも同様の遠隔操作技術が進んでおり、**「人が機械を監督するスタイル」**へと現場が進化しています。


● 自動制御式レベリングシステム

機械の据付時、水平出し(レベリング)は非常に重要な作業ですが、
最新技術ではジャッキ・油圧台・センサーを使った自動水平出しが実用化されつつあります。

手作業では難しかったミリ単位以下の精密な調整も可能となり、
作業時間の短縮・品質の均一化が実現されています。


2. これからの据付業界が目指す方向性

 

◎ 少人数で、安全に、高精度な施工

今後、労働人口の減少に対応するためにも、**“少数精鋭で施工を完遂できる技術”**が必須となっていきます。
そのためには、「AIアシスト×熟練技術者」の融合がカギになります。

  • 搬送ルートの自動最適化

  • 経験に基づく判断をAIがサポート

  • 過去の据付履歴から最適施工手順を提案

こうした“デジタル支援型施工”が、今後の主流になると見込まれています。


◎ データベース化と保守への活用

据付後のアフターメンテナンスでも、デジタル技術が活躍します。

  • 設置状況を3Dスキャンで記録

  • 設備の異常をセンサーがリアルタイム検知

  • 故障リスクの予測と事前通知

これにより、据付業務が「メンテナンス・稼働支援」の起点となる時代が到来しつつあります。


まとめ:技術を恐れず、味方につける時代へ

 

これまで「人の技」が支えてきた機械据付の現場も、いよいよ**“技術と共に進化する時代”**に入っています。

ただし、ロボットやAIが現場のすべてを担うわけではありません。
最終的な判断や状況対応は、今も人間の役割です。

だからこそ、私たち技術者は、

  • 現場経験を活かした判断力

  • 新技術を受け入れる柔軟性

  • データと手作業の融合力

この3つの力を養い、未来の現場にふさわしいプロフェッショナルを目指していくことが求められています。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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